クロスバイクのタイヤチューブ交換
片道10 km をクロスバイクで通勤しています。
タイヤがパンクした時のチューブ交換について記録します。
用意するもの
- 交換用チューブ
- タイヤレバー
- 空気入れ
- 軍手

チューブ交換作業
- タイヤとチューブを外す
- パンク個所の確認
- チューブセット
- タイヤセット
1.タイヤとチューブを外す
まずタイヤを外します。Vブレーキからブレーキワイヤーを外してから、クイックレバーを解除し、ホイールごとタイヤを自転車から取り外します。


次にタイヤを取り外します。ポイントはしっかりと空気を抜くことです。しっかりと空気を抜いたら、空気注入口の反対側からタイヤレバーを差し込みタイヤを外していきます。

きつく感じるかもしれないですが、思い切ってタイヤレバーを差し込み、テコの力でスポークに引っ掛けます。
一つできたら、となりのスポーク箇所でも同様にタイヤレバーを差し込んでいきます。


3~5箇所外していけば、あとは手で外していけます。タイヤの片側を全てホイールから外せたら、空気の注入口をホイールから取り外します。タイヤを取り外してから、タイヤとチューブを分離します。(タイヤとチューブがくっついているかもしれませんが、チューブは廃棄するので、思い切って外します。)

2.パンク個所の確認
タイヤの裏側を指でなぞりながら、タイヤの損傷個所を確認します。ガラスの破片が刺さっていることがあり危険なので、必ず手袋を装着して行ってください。原因を特定できるのは、半分くらいです。パンクが急におこり、チューブの空気が完全に抜けている場合は大きな穴が空いている可能性が高いので、大抵何かが刺さっています。徐々に空気が抜けていた場合は、チューブの摩耗で小さい穴が空いている可能性があるので、原因特定は難しいです。今回は金属の削りカスが刺さっていました。

バケツに水をいれ、チューブのパンク個所を確認する方法もありますが、結構面倒ですし、結局チューブのパンク個所とタイヤの位置の確認作業も必要ですから、私はやっていません。
3.チューブセット
まずタイヤの片側をはめます。リムの空気注入口用の穴の位置とタイヤのラベルの位置を合わせると位置が分かりやすく作業しやすくなります。ここで注意してほしいのは、タイヤを反対周りにはめないことです。タイヤには回転の方向が決まっています。ここで間違えると後でえらいことになります。(タイヤをはめる作業のやり直しです)

新しいチューブを出して、セットしていきます。まず空気注入口をリムの穴に差し込みます。その後、空気注入口の反対側に向かって左右から少しずつチューブを入れていきます。チューブがねじれないよう注意します。


空気注入口の留め具はまだ締めなくて大丈夫です。
4.タイヤセット
ここが最大の難関です。この作業は何度やっても、「無理じゃないか」と思いますが、必ずできますので、あきらめずに取り組んでください。
空気注入口からの反対側に向かって左右から少しずつタイヤをセットしていきます。

このあたりまでくると力を入れても全然はまらなくなってきます。「えっ無理じゃない」と思うはずです。しかし、気合と根性ではまります!コツとしては、指先と掌の付け根(掌底するところ)を交互に使いながら、端を少しずつ少しずつ入れていきます。焦らず少しずつ端から入れていきましょう。疲れるので、あまり無理せず少しずつ進めましょう。頑張りすぎて手の皮をむかないように注意してください。がんばれ!
無事タイヤがはまったら、チューブがタイヤのなかにしっかりと収まっているのかを確認しましょう。

タイヤをずらして確認します。しっかり収まっていればチューブは見えず、リムテープ(写真の青い部分)が見えるはずです。左右両側ずつタイヤを1周してよく確認してください。これはとても重要な作業で、しっかり収まっていないと、空気を入れた後に破裂します。終わったと思った後に最初からやり直しです。かなりへこみます。(私は一度やったことがあります。)
ここからタイヤに空気を入れていきます。少し入れたら、タイヤをもみながら、空気が均一に入っていることを確認するとともに、再度チューブがタイヤ内に収まっているかを確認してください。これを2回ほど行います。問題なければ、通常使用している程度まで空気を注入していきます。このときに、空気注入口の留め金具をしっかり締めてください。
後は、自転車にホイールをセットして、外したVブレーキを直せば終了です。タイヤがちゃんと回ることを確認して必要であればブレーキ調整をしましょう。
慣れれば30~40分くらいでできるようになりますが、慣れても結構疲れます。余裕があるときにやりましょう。
自転車屋さんに頼むと3000~4000円かかりますが、自分で行えばチューブ代の1000円程度です。(調べたら年に4回前後交換していました。)
自転車を乗っているとどうしてもパンクを避けることはできませんので、自分でできるようになるととても便利です。不器用な私でも、今では携帯ポンプを使って、職場で昼休みの間にチューブ交換してしまうこともあります。必ずできるようになると思いますので、ぜひチャレンジしてみてください。