【書評】アマチュアの将棋上達法

Pocket

自己否定こそ上達

kindle限定書籍で、250円です。

お金を払って、読む価値があるかどうかですが、私はあると思います。

内容は特別なことはありませんし、30分もあれば読み切れる量で、短いです。しかし、現実を直視させてくれます。

まず、対局で強くなることはないと言い切っています。これは私も同意しますが、著書の中ではより具体的に否定しています。

・ネット対局では同じような実力の相手と指す。へたくそ同士の将棋なので、考えたって最善手なんか分からない。

そのとおりだと思います。

ネット上では、対局と反省を繰り返せば強くなれるといった意見も多いですが、これはセンスのある一部の人です。(1カ月で初段になったというような人)ほとんどの人はセンスがないのだから、一生懸命考えても正解なんてわからないし、ソフトに解析させて局所的な間違いに気づいても、その先を考えることはできないと思います。

私も対局することで、対局慣れするなどのメリットはあると思いますが、強くなりたいと思っている時点で、それなりの対局はしてきたはずです。ですから、もう不要です。やめてください。

対局は楽しみであり、上達にはなりません。最小限にしてその分勉強しましょう。ということをこの本でも勧めています。

自分は弱い、自分の将棋は間違っていると認めることからで上達できます。

しかし、将棋は現在でもプロがしのぎを削っている世界。ゴールはありません。上達を目指す限りどこまで自己否定することになりますので、どこかで、自己否定をやめて、これでよし、とするところを決める必要があります。趣味ですから。私はそれをアマチュア初段としたいです。

とにかく詰将棋なんだ

もっとも重要な勉強法として詰将棋が挙げられています。それも1手詰、3手詰、5手詰までの短手数です。

具体的には、それぞれ1000問程度を目安にを繰り返し解き、3手詰ならば5秒以内、5手詰ならば20秒以内に解けるようにすることを目標にしましょうとのことです。

アマチュア将棋=早指し将棋 なので、これくらいで解けないと意味ないし、長手数を長い時間かけて解くのはただの自己満足だと。

そして、勉強法としては、1分かけて分からなければ答えを見て次に移るということ。

私は今まで、あまり長い時間考えないで答えを見てしまうと、自分で考えなくなってしまうんじゃないかと思っていました。

しかし、よく考えれば、考えて分かったというのは自己満足で、そもそも将棋のセンスなんてないんだから考えても分からないし、考えてどうにかなるレベルに達していないと気づかせてくれました。

高校時代に受験勉強で気づいた大事なことがあります。それは、

分かったから解けるのではない、解けるから分かるんだ!

ということです。学校では、

教科書読む → 理解する → 問題解く

みたいな流れで進んでいきますが、こんなのできるのは頭のいい奴だけです。

そもそも教科書読んで理解できたら誰も苦労しません。

分からないながらも答え見ながらひたすら問題を解いているうちに、答えの出し方を覚えていきます。それを繰り返していると、だんだん問題を解けるようになります。問題が解けるようになると、教科書に書いてあったことが分かるようになってきます。

将棋も同じじゃないか!そんなことに気付かせてくれた本でした。

つまり、詰将棋(著書では手筋集も勧められている)をひたすら解くことで、駒の役割や相互関係が理解できてくるのだと。

今まで取り組んできた詰将棋は、

  • 3手詰将棋 高橋道雄
  • 5手詰将棋 高橋道雄
  • 5手詰ハンドブック 浦野真彦

です。早速3手詰ハンドブック 浦野真彦 を注文しました。問題を繰り返し解いてみた瞬間に解けるようになったら、3手詰ハンドブック2、5手詰ハンドブック2にも取り組みたいと思います。

今後は詰将棋を中心に将棋の勉強に取り組んでいこうと思います。今まではくだらないプライドが邪魔をしていました。しかし、やっぱり詰将棋なんでしょう。将棋の上達には、必要だとだれもが言っています。私は、このことに納得できるまでに1年以上かかりましたが、これからは毎日継続して頑張っていきたいと思います。

まとめ

将棋が上達するために

  • 対局は極力しない
  • 短手数(1手から5手まで)の詰将棋を徹底的にやる
  • 手筋、定跡を学ぶ(正しい手を覚える)
  • 強い人の将棋を観戦する

コメントを残す