自分の考えを他人が理解できる文章へするために
国語は嫌いだ。文章なんて書けなくてもなんとかなる。
高校生の頃までは、こんな風に思っていたことがありました。
しかし、今では文章を書くことは、以下の2点からとても重要だと思っています。
自分の頭の中を整理できる
自分を伝えられる
私は、頭の中だけで考えていると、次々に異なる考えや情報が飛び交い、何を考えているのかよく分からなくなってしまうことがあります。書くこと、具現化することで整理できます。思った通り書くことがすごくむずかしいのだけど。
また、自分のことを伝えられます。積極的に自己主張せよ、と言っているわけではありませんが、ほとんどの人は自分のことを理解してもらいたいという気持ちがあるはずです。しかし、自分でもうまく整理できない考えを他人が理解してくれるはずもありません。自分自身、家族、恋人、友達でもそうなのに、ましてや上司や同僚が、です。
書くことで自分を伝えることができれば、様々な場面で良好なコミュニケーションがとれるはずです。
ただ、文章を書くということに苦手意識を持っている人は多いのではないでしょうか。
私もそうです。どうにかするための一歩として「20歳の自分に受けさせたい文章講義」という本を読みました。
この本のいいところは、
・文章を書ことの大切さを説いていること
・文章を書くことの難しさを具体的に示していること
・文章を書くにあたり、具体的な方法を提示していること
好きではなかったこととしては、
・話し言葉で書かれていること
・主張に対する理由が多く、回りくどく言い訳しているように感じること
でしょうか。これは好みの問題だと思います。
新書ですぐ読めるのでまず読むこと。そして、書くこと。読んでも文書をかけるようにはなりません。とにかく書くこと。
正直、自分で読んでもいい文章だとは思わない、むしろ恥ずかしいですが、書かないと書けるようにならないので。
大事なのは、主張を入れて書き続けること、そしてたまにこの本を読み返すこと。