将棋書籍感想(級位者向け)

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自分が実際に勉強した書籍の感想です。随時更新していきたいと思いますので、よろしくお願いします。 

* 2019年10月20日更新

書籍は私が取り組んだ順になっています。

個人的なおすすめ度、難易度、対象、取組期間(将棋歴)と感想を記載します。

四間飛車上達法 藤井猛

おすすめ度 ★★★★☆

難易度 ★★★★☆

対象(初心者~4段)

取組期間(0カ月~現在)

四間飛車上達法

 私が初めて買った将棋の本です。この本は、通常の定跡書(次の1手)とは異なり、1局の戦いを藤井先生とアマチュア棋士との対談形式で進んでいきます。また、対局における細かい指し方以外にも、将棋に対する全体的な考え方も書いてあるので、初心者の方にも有用です。藤井先生と対談しているアマチュア棋士は結構強い(初段くらいあるのかな)ので、初心者の方はなかなか会話についていけませんし、内容もかなり細かく難しいので、最初は理解できるところだけ、読み進めていけばいいと思います。自分が強くなるにつれ、理解できる内容も増えていくと思います。私もまだまだ理解しきれないところが多いですが、定期的に読み返すと、その度に新たな発見があります。そういった意味では、かなり長く使える本なので、買って損はないと思います。

アドバイスも具体的で分かりやすいです。例えば、

・振り飛車は飛車を振るのではなく、美濃囲いが目的(四間飛車ではなく、美濃囲い戦法)

・△8五歩(飛車先の歩)には、▲7七角で受ける

・端歩は基本的に受けろ(△1四歩なら、▲1六歩)

・角交換しないなら、▲5四歩、するなら▲4四歩から

・四間飛車の▲7八銀型、▲6七銀型、▲6六銀型の各特徴

・美濃囲い~高美濃囲い~銀冠へ発展させろ

などなど、とにかく最低限覚える手が分かりやすく書いてあります。

深い意味などは強くなるまでなかなか分かりませんが、とにかくある程度方針を持って戦えるようになります。

将棋を初めて1年ほど経った状態(将棋クエストレーティング1400強)でも、難しいと思える箇所が多いです。例えば、高美濃囲い~銀冠にする意味が私にはよく分からないので、実戦では指しません。

ただ、初心者の頃は美濃囲いなんてすぐ崩される・・・と思っていましたが、美濃囲いが固いといわれる意味は何となく分かってきました。

角交換四間飛車を指しこなす本 藤井猛

おすすめ度 ★★★★★

難易度 ★★★★★

対象(初級者~3段)

取組期間(5カ月~現在)

戦法として四間飛車が気に入った方は、ぜひこの本を手に取ってもらいたいです。角道を止める旧来の四間飛車戦法を指す初心者の方は、

・自分から攻めるのが難しい

・持久戦になって、駒組の後は何をしたらいいかわからない

・棒銀戦法で一方的にやられる

といった悩みを持つのではないでしょうか。私もそう思っていました。特に持ち時間の少ないネット将棋ではじっくり考える時間がないので、攻め込まれるとそのまま一方的にやられてしまいます。そんな点を克服しているがこの本で紹介している角交換四間飛車という戦法になります。

自分から積極的に動いていけるので、場合によっては、一方的に攻め勝つこともあります。ノーマル四間飛車にはない爽快感があります。

角道を空けないノーマル四間飛車と、角道を空けて戦う角交換四間飛車の両方を知ることで、四間飛車戦法の幅が広がります。私はノーマル四間飛車しか知らない頃は、序盤はとにかく駒組に忙しく、相手陣を見る余裕もなく窮屈な気がしていました。しかし、どっちからでも大丈夫と思えれば、相手の出方に応じて戦えるようになり、序盤の息苦しさがなくなりました。

攻撃力のある戦法はその反動も激しいですが、(成功すれば勝勢だが、間違えると敗勢のような)四間飛車でもこのような攻撃力のある指し方ができるというのは感動ものです。

本は各ページに局面があり、次に指す手が問題になっている通常の定跡書形式です。なかなかボリュームがあって、全部を読み込むのは難しいですが、第1章の予行演習を読むだけでも十分実戦で使えますよ!

寄せが見える本 森雞二

おすすめ度 ★★★★☆

難易度 ★★★☆☆

対象(初級者~初段)

取組期間(6カ月~9カ月、14カ月~15カ月)

寄せが見える本とのことですが、内容は必死(必至)問題集です。

必死とは、どうやって受けても次に詰みますよという状態です。

詰めろは、ほっておくと次の1手で詰みですよ、という状態。必死はどうやっても次の1手で詰みですよという状態です。つまり、相手を必死にしても自分が詰まされると負けです。

実戦で優勢になっても、なかなか勝ち切るのは難しいものですが、終盤の理想形を勉強することで、そこに近づくような指し方を中盤で意識できるようになります。

初心者の方には難しすぎるかもしれませんが、1問につき解説が3ページ程度あって、かなり丁寧な説明なので、少しずつであれば読めると思います。私も最初は難しくて全然わかりませんでしたが、答えを覚えるほど繰り返し読むうちに分かるようになりました。

初級のうちはお互い詰めろがかかっていることにすら気づかないことが多いので、劣勢でも詰めろを掛けることで逆転できたりします。(王手だと気づきますが、詰めろは気づかない人が多い)

”王手より詰めろ”は大事な格言で、詰めろを意識することが、確実に勝ち切るのに必要なことだと思います。

必死は複数の詰み筋と相手の受けを読まなくてはいけないので、力はつきますが、難しいです。ですので、先に詰将棋(3手詰で十分)を取り組んだ方がいいかもしれません。

通常の必死問題集は数が多いですが解説が短いので、まずはこの1冊がおすすめです。

3手詰将棋 高橋道雄

おすすめ度 ★★★★★

難易度 ★★☆☆☆

対象(初心者~2級)

取組期間(9カ月~12カ月)

将棋を強くなるにはとにかく詰将棋といろいろなところで言われていますが、私は将棋を初めて8カ月くらいまで、詰将棋をやりませんでした。

理由は、実戦に役に立たない気がしていたからです。(何手で詰むかわかっている、持ち駒全部使うなどのルールが実戦とは異なる)プロの方でも長手数の詰め将棋はあまり意味がないという方もいます。それに3手詰めくらいなら、考えればすぐわかると思っていたからです。

しかし、実力の伸び悩みを感じていたので、ついに詰将棋をやることにしました。簡単な問題を繰り返しといたほうがいいということで、3手詰めのなかでも易しいと評価されていたこの本を選びました。

やってみると、意外とわからない・・・汗 いかに自分の実力が低いか思い知らされました。いや、自分の実力の低さを直視しないために詰将棋をやらなかったのかもしれません。詰将棋をやると駒の動き、役割が分かるというのもなんとなく感じました。

この問題集は実戦に現れそうな形が多く、パズルのような形がないのがとても良い点です。最初に始める詰め将棋としては最適ではないでしょうか。

私も1日10問(1周目)、1日10問(2周目)、1日20問(3周目)、1日30問(4周目)と朝起きたらまず詰め将棋を解いています。すべての問題がすぐ解けるようになったらこのシリーズの5手詰めに進みたいと思います。

将棋の対局は相手がいるので、勉強しても必ず勝てるようになるとは限りませんが、詰将棋は必ずできるようになります!詰将棋自体が楽しいという方もいるのも納得です。もともと嫌いでしたが、やればやった分だけできるようになるので、楽しくなってきましたよ。とにかく初心者にはおすすめ!!

将棋・ひと目の手筋 週刊将棋 渡辺明竜王

おすすめ度 ★★★☆☆

難易度 ★★☆☆☆

対象(初心者~2級)

取組期間(9カ月~11カ月)

将棋で、お互い駒組を進めてしっかりした陣形ができあがると、中盤のとっかかりが分からないことが多いですよね。そんなときの切り口のヒントとして手筋があります。簡単な問題も多いので、初心者の方にも読めると思います。ただ、広い範囲が網羅されているため、各テーマの問題数は少なく、広く浅くという印象でした。

5手詰将棋 高橋道雄

おすすめ度 ★★★★★

難易度 ★★★☆☆

対象(5級~1級)

取組期間(10カ月~現在)

同シリーズの3手詰がほぼできるようになったので、5手詰に挑戦してみました。が、難しかったです。3手詰とはレベルが違うなと思いました。なかなか、分からず正解をみたりして何とか進めましたが、3周目くらいから考えれば大体分かるようになりました。取り組み始めて5カ月たってもまだやっていて、毎朝30問解いています。今では、ほとんどひと目で解けるようになりました。

シンプルな順が多く、5手詰の中では易しい問題集だと思います!

相振り飛車を指しこなす本 1 藤井猛

おすすめ度 ★★★★★

難易度 ★★★★☆

対象(3級~初段)

取組期間(11カ月~現在)

アマチュア同士の対戦だと、どうしても避けられないのが相振り飛車です。この本に出合うまで、よく分からず指していましたが、一方的にやられるか、考えすぎて時間がなくなるかで全く勝てませんでした。

しかし、この本を何度も読むことで相振り飛車にも多少の自信が出てきて、対戦でも勝てるようになりました!特によかった点は以下の点です。

  • 端攻めができるようになる!(相振りの主な攻めの一つが端攻めでこの本は端攻めの解説が中心)
  • 相手の中飛車、三間飛車、四間飛車にも対応できる

自分が端攻めして勝てるとは、夢のようです。歩、桂馬、銀、角、飛車を使って端を攻めていく形を身に着けられます。最高です。

また、相手が中飛車、三間飛車、四間飛車で来ても、細かい点は別としても、基本は同じように対応できると思えるようになりました。これは対局を指すうえで余裕ができ、かなり良かったです!

5手詰ハンドブック 浦野真彦

おすすめ度 ★★★★★

難易度 ★★★★☆

対象(3級~初段)

取組期間(13カ月~現在)

3手詰ハンドブック 浦野真彦

おすすめ度 ★★★★★

難易度 ★★★☆☆

対象(初心者~1級)

取組期間(14カ月~現在)

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